ばかりがではない
梶井基次郎は夜の桜の幽玄を「桜の木の下には・・・・」と表しましたが・・・・
そんなおっかないものでなく、小さく、可憐で、そしてワイルドな花々があなたの視線を待っています。

オオイヌノフグリ

「フグリ」って何か分かりますか。
名前と似合わぬ空の色の花です。ヨーロッパ原産で「ベロニカ・ペルシカ」という優雅な名前があります。
(世田谷区松原)
花ニラ

ニラの仲間なのに匂いはあまりありません。花びらの周囲に薄紫のヘリが付いています。
(世田谷区千歳台)
タンポポ

ほとんどが西洋タンポポですが、これはちょっと違うようです。
茎や根には紙を黒くするメラニン細胞を活性化する成分があるそうで、ただいま秋田県で研究中。
(世田谷区松原)
クリスマスローズ

クリスマスと名前が付いているから十二月に咲く花かと思っていました。
(世田谷区羽根木)
ふきのとう
(蕗の薹)

薹が立つ
塔が建つ
頭が立つ
(世田谷区砧)
野生化した木瓜

花の色や形、葉の形から木瓜(ボケ)の先祖返りでないかと見たのですが・・・はっきりしません。
(世田谷区桜丘)
ヤマブキ

「実のひとつだに・・・」と詠われたのは八重ヤマブキ。八重のふさふさとしたところが「蓑」の形に似ています。
ところで・・・本物の蓑をご覧になったことありますか。
(世田谷区成城)

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