綱 雄 会
(2006年7月 座スクェアで「山姥」を舞う山井師範)
綱雄会は金春流シテ方 山井綱雄師に能を習う会です。
能や謡曲に関心のある方ならどなたでも自由に参加できます。
東京港区の公共施設(赤坂区民センターや新橋生涯学習センターなど)や
横浜市関内の横浜技芸芸術会館や関内ホールで月3〜4回練習しています。
<メンバー募集中>
お問い合せは・・・・・・・・・・・・・山井師範まで yamaitsunao@yahoo.co.jp
山井綱雄の公式ホームページ・・・http://www.geocities.jp/yamaitsunao/
綱雄会メンバーサイト・・・・・・・http://tsunaokai.cocolog-nifty.com/blog/
ニュースとお知らせ
2月11日(祝) 寒稽古(横浜久良岐能舞台)、その後新年会 上大岡「四季の庭」
12月23日(祝) 総会・忘年会(詳細は下記「今後の予定」を参照)
12月14日(日) 第3回山井綱雄の会「柏崎」。綱大君、子方で初舞台。(国立能楽堂)
9月28日(日) 第7回綱雄会発表会無事終了(能「杜若」、舞囃子「高砂」「花月」「春日竜神」他)
ビデオ希望の方は松永までお知らせください。
8月3日(月)山井先生、国際演劇フェスティバル参加のためエジンバラへ向かう。
8月1日(土)山井先生、小袖曽我のシテを務める(矢来能楽堂)
7月20日(月)座スクェアで山井師範、豪快に「土蜘蛛」シテを演じる。
6月14〜15日 潮来簡保の宿にて夏期練成会開催(DVDがあります)
2月9日(土) 綱雄会新年会 品川 「蔵の桜」品川イーストワンタワー店にて 午後5時30分〜
第7回綱雄会発表会 杜若
稽古予定日と場所 |
1月の稽古日 今月の謡 「高砂」
東京 | 1月14日(水) 午後5時半〜 | 新橋生涯学習センター |
1月16日(金) 午後5時半〜 | 芝浦区民センター | |
1月21日(水) 午後5時半〜 | 新橋生涯学習センター | |
1月24日(土) 午後5時半〜(pm) | 新橋生涯学習センター | |
横浜 | 1月 6日(火) 午後1時半〜 | 関内ホール |
1月12日(月・祝) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 | |
1月23日(金) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 |
2月の稽古日 今月の謡 「未定」
東京 | 2月 5日(木) 午後5時半〜 | 新橋生涯学習センター |
2月 7日(土) 午後5時半〜 | 赤坂区民センター | |
2月13日(金) 午後5時半〜 | 芝浦区民センター | |
2月18日(水) 午後5時半〜 | 赤坂区民センター | |
横浜 | 2月 2日(月) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 |
2月10日(火) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 | |
2月17日(火) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 |
3月の稽古日 今月の謡 「未定」
東京 | 3月 3日(金) 午後5時半〜 | 芝浦区民センター |
3月14日(土) 午後5時半〜 | 新橋生涯学習センター | |
3月26日(木) 午後5時半〜 | 高輪区民センター | |
横浜 | 3月 9日(月) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 |
3月17日(火) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 | |
3月24日(火) 午後1時半〜 | 横浜市技能文化会館 |
(注:東京教室は4回のうち、3回まで選択のこと)
予約用のHP:
PC用サイト: http://tsunaokai.cocolog-nifty.com/blog/
携帯用サイト: http://app.m-cocolog.jp/t/typecast?blog_id=627833&user_id=529416
東京教室(赤坂・麻布・高輪・芝浦港南・新橋)各区民センターの地図はココです。
横浜教室(市技能文化会館)の地図はここです。(関内ホール)の地図はココ。
今後の予定
2月11日(日) 午後1時〜 | 寒稽古 横浜久良岐能楽堂(磯子区) 新年会 四季の庭(上大岡) |
6月13日(土)〜14日(日) | 夏季練成会 「あづまや旅館(伊豆長岡) |
山井師範のプロフィール
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師範の公演予定 | 3月 8日(日) 「項羽(こうう)」シテ 金春会定期能 (国立能楽堂) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5月30日(土) 「阿漕(あこぎ)」シテ 円満井会定期(矢来能楽堂) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10月12日(祝) 「葵上(あおいのうえ)」シテ 第4回山井綱雄の会 (国立能楽堂) |
矢来能楽堂の入り口→
金春会定期能(2009年)
日時 | 演目 | シ テ | 日時 | 演目 | シ テ | |
1月18日 | 翁(おきな) | 山中 一馬 | 9月13日 | 芦刈(あしかり) | 中村 昌弘 | |
高砂(たかさご) | 金春 憲和 | 竜田(たつた) | 金春 穂高 | |||
景 清(かげきよ) | 吉場 広明 | 殺生石(せっしょうせき) | 金春 欣三 | |||
3月 8日 | 箙(えびら) | 高橋 忍 | 10月 4日 | 清経(きよつね) | 辻井 八郎 | |
源氏供養(げんじくよう) | 本田 光洋 | 野宮(ののみや) | 守屋 泰利 | |||
項羽(こうう) | 山井 綱雄 | 黒塚(くろづか) | 本田 布由樹 | |||
4月 5日 | 西王母(せいおうぼ) | 仙田 理芳 | 11月 8日 | 田村(たむら) | 井上 貴覚 | |
半蔀(はじとみ) | 富山 禮子 | 井筒(いづつ) | 金春 康之 | |||
山姥(やまんば) | 梅井 みつ子 | 乱(みだれ) | 金春 安明 | |||
6月 7日 | 加茂(かも) | 櫻間 右陣 | ||||
杜若(かきつばた) | 櫻間 金記 | |||||
天鼓(てんこ) | 本田 芳樹 |
場所はいずれも国立能楽堂。12時30分開演(開場11時55分)すべて自由席。(入場料5,000円、学生は2,500円)
円満井会定期能(2009年)
日時 | 演目 | シ テ |
2月14日 | 花月(かげつ) | 森 瑞枝 |
羽衣(はごろも) | 金春 憲和 | |
鵺(ぬえ) | 中村 一路 | |
5月30日 | 忠度(ただのり) | 長谷川 純子 |
半蔀(はじとみ) | 井上 貴覚 | |
阿漕(あこぎ) | 山井 綱雄 | |
9月19日 | 高砂(たかさご) | 本田 芳樹 |
富士太鼓(ふじだいこ) | 辻井 八郎 | |
殺生石(せっしょうせき) | 深津 洋子 | |
11月28日 | 女郎花(おみなめし) | 梅井 みつ子 |
葛城(かづらき) | 本田 布由樹 | |
乱(みだれ) | 中村 昌弘 |
場所はいずれも矢来能楽堂。12時30分開演(開場11時55分)すべて自由席。(入場料5,000円、学生は2,000円)
観能とコメント
11月23日 | 円満井会定期能 (能)清経三様 |
清経は後ジテがなく、舞台仕立てが比較的単純なわりに、おもむきがある能である為、演目としてよく取り上げられる。今年は、6月に国立能楽堂の第6回能楽研鑽会(観世、上田公威)、11月金春定期能(宗家金春安明)、同月円満井会定期能(深津洋子)を観た。我が師匠も、10月に東海大学で清経を舞っており、3年前の建長寺の蝋燭能でも舞った。 同じ金春流でも、それぞれ趣きは異なっており、宗家を継いだばかりの金春の清経はさらりとして澱みなく、師匠山井の清経は若武者らしくハツラツトしており、女流深津の清経はどこか怨念が漂っていた。見る側の思い入れの影響もあるが、短期間で同じ曲を見比べてみると、曲の持つ彩(アヤ)が浮き彫りになって面白いものだ。他流と比べてみるのも一興であろう。 |
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5月28日 | ふじの会発表会 (舞囃子)邯鄲、乱 |
「邯鄲」を舞った森さんはメリハリのある華やかな舞でした。秋の発表会で私は仕舞で舞います。大変参考になりました。一方「乱」は「猩々」の小書で、この小書を舞う場合、演目が「乱」と変わります。大変難しい舞でしたが田渕さんは見事に勤めました。「この2つで2万円はするわよ」とは会の代表者冨山禮子先生の弁。 | |
5月 1日 | 金春会定期能 (能)竹生島、班女、鉄輪 (狂言)樋の酒 |
演目に共通するのは「男=女」の軸。竹生島は龍神(男)=弁財天(女)、班女は吉田の少将(男)=班女(女)、鉄輪は下京の男=その前妻という軸を中心にして、共歓、求愛、嫉妬のドラマが展開する。 一方、演者にはもう一つの軸があった。竹生島の金春安明(シテ)と憲和(ツレ)父子、班女の本田光洋(シテ)と芳樹(後見)、布由樹(地謡)父子、そして鉄輪の亀井俊一(小鼓)と広忠(大鼓)父子および高橋汎(座頭)と忍(シテ)の父子・・・親子の軸である。特に、亀井父子の鼓の競演は、ピンと張りつめた雰囲気で圧巻であった。(敬称略) |
これどんな意味?
謡曲は室町時代の言葉ですから現代人には分からない言葉や単語がたくさんできてきます。(その割に結構今も使っている言い方もあるんですよ)
ちょっと調べてみました。意味不明の言葉と出会った方はmatsunaga@insite-r.co.jpまでメールで質問を送って下さい。解る範囲で調べてみます。
謡曲の題 | 意味の難しい言葉 | 意味 |
小袖曽我(3) | 瞋恚(しんに)の焔 | 激しい怒り。経政(つねまさ)(10)にもある。 |
紅葉狩(5) | (草葉の)露のかごと | 「かごと」とは託言=願い事のこと。「草場の露」は儚いこと。あわせて、「はかない願い事」(高橋さんから教えて頂きました) |
六浦(5) | 八声の鳥 | 八つ(明け方)に鳴く鳥。鶏のこと。 |
加茂(9) | 叢(むら)雲 | 一叢の雲。雨嵐を呼ぶ雲(月に群雲、花に影)。気象学的には、雲の濃淡によって斑があるように見える雲。雲の形はココhttp://www.tranzas.ne.jp/~kyoron/sky/sky02_5_20.html |
天鼓(15) | 烏鵲(うじゃく)の橋 | カササギが天の川に架けた橋。8月8日の七夕に牽牛と織女がこの橋の上で年1度のデートをする。その後に出てくる「二星(じっせい)」とは、この牽牛星と織女星のこと。 |
融(15) | 西岫(せいゆう) | 西の山頂。つくりの「由」が下を向けば、岬(みさき)となり、海への突端(最も低い場所)。 |
羽衣(22) | 三五夜中 | 十五夜の月。旧暦八月十五日。3x5=15から。白居易の漢詩に「三五夜中新月色二千里外故人心」があり、これが原典のようです。 |
安宅(35) | 手束弓(たずさゆみ) | 十握(とつか)の大きな弓。(紀の国の)関守が持つ弓。 |
八島(38) | 閻浮(えんぶ) | この世のこと。俗世のこと。煩悩。また、儚いこと。人の身のこと。 |
雲雀山(52) | かおよ鳥 | 貌佳鳥。今のカッコウとも、春鳴く美しい鳥ともいう。「貌(かお)佳(よ)き」意味か。「かおよ花」は杜若のこと。 |
雲雀山(52) | 深み草 | 牡丹のこと。渤海(ぼっかい)を経由して輸入されたことから。渤海は訓読みで「ふかうみ」 |
( )は仕舞形付けのページ
これまでの活動
2008年 9月28日 | 第7回綱雄会発表会(矢来能楽堂) 能「杜若」舞囃子「高砂」「花月」「春日竜神」他 |
2008年 6月14〜15日 | 第5回綱雄会夏季練成会(潮来かんぽの宿) |
2007年 9月16日 | 第6回綱雄会 能「経政」舞囃子「養老」の他、仕舞と独吟 |
2006年12月10日 | 綱雄会総会 新幹事決定、師範代行に岩田さんと梶谷さん。中華街で忘年会 |
2006年11月3日 | 第5回綱雄会 舞囃子「高砂」「敦盛」「六浦」「胡蝶」の他、仕舞と独吟 |
2006年 7月 1〜2日 | 第3回綱雄会夏季練成会(潮来かんぽの宿) |
2006年 2月21日 | 新年会 (六本木JOMOクラブ) |
2005年 9月19日 | 第4回綱雄会 能「羽衣」や舞囃子「芦刈」 |
2005年 5月21日 | 関内教室、銚子涛声会と合同で夏期錬成会(伊豆長岡「あずまや旅館」) |
2004年10月25日 | 第3回綱雄会 能「清経」や舞囃子「生田」「胡蝶」 |
2004年 6月19〜20日 | 銚子涛声会、三島金春会と合同で夏期錬成会(伊豆長岡「あずまや旅館」) |
2004年 2月28日 | 社会人・学生交流会 渋谷文化村通り「月の雫」 |
2003年12月 5日 | 忘年会 (銀座:匠) |
2003年 9月 22日 | 第2回綱雄会 発表会(矢来能楽堂) |
2003年 6月 5〜6日 | 銚子涛声会と合同で夏期錬成会 |
2003年 5月20日 | 「野守」公演後、「綱の会」との合同反省会(高田馬場「文流」) (左は師範のお父上) |
2003年 3月18日 | 書道日本社・岡本先生快気祝い(六本木:JOMO Club) |
2003年 2月 2日 | 新年会 (青山:上海飯店) |
2002年12月25日 | 忘年会 (銀座:匠) |
2002年 9月22日 | 第1回綱雄会 発表会 矢来能楽堂 |
リンク & バックナンバー コーナー:
06年第3回綱雄会夏期錬成会
05年第2回綱雄会夏期錬成会
04年第1回綱雄会夏期錬成会
第2回綱雄会(発表会)
練習風景
夏期錬成会
金春円満井会ホームページ
座・スクエアホームページ(山井師範が参加している若手グループ)
岡本先生の快気祝い(山井師範の書道の先生)
國學院大学金春会ホームページ(t会で一緒に稽古しています