それぞれの櫻花   桜十景

ぱあっ〜〜と、桜が咲いて、足早に春が来ました。
桜の名所はいろいろありますが、人それぞれ『この1本』という桜があるのではないでしょうか、その花を見ないと「春が来た」と実感できないような・・・
 
今回は、我が家の近くの花をご紹介します。まずは、小田急「成城学園前」で下車します。


@成城駅から北にまっすぐ延びる桜並木。20年近く見てきましたが、樹勢が少し衰えてきたようです。樹齢の性ばかりではないようです。
 
A成城大学の角を右に折れ、仙川まで下がると・・・しだれ桜。
昨年、アメリカへ行ったとき、ニュージャージーの住宅地の中でよく見かけました。
B更に右に回り、仙川沿いに下がると・・・・東宝砧撮影所。
そう、戦後すぐの頃、GHQによるゼネスト中止事件のあったところです。ゴジラやモスラの特殊撮影や忠臣蔵などを制作しました。
数年前まで、この桜は東宝の職員しか楽しめませんでしたが、今は世田谷区が歩道を整備して、区民に開放されました。

川面に映る花影、水面を流れる花びら・・・・滝廉太郎の「花」もそうですが、桜は水辺が映えるようです。
根の力が強いので、堤を守るために土手に植えられたのではないかと思います。
 

C更に川を下ると、世田谷通りにでます。左に曲ると、大蔵団地。陸橋の上からは、桜越しに富士山も見えます。
公団の敷地内に桜を植えてあるところが多く、近くでは祖師谷団地や経堂団地も有名です。
DNHK技術研究所の周りに多くの桜がありましたが、建替えののため半数は切られてしまいました。桜はデリケートな植物で、移植しても根付かないことが多いそうです。
 
ENHK技研まえで世田谷通りを右に曲り、300m進むと砧公園。昔はゴルフ場で、東宝の俳優がここで出演待ちの間ゴルフをしたそうです。
↓5本の桜が1本の樹のように見えます。
E-2 元パー5のコースに沿って咲く桜。打ち込んでも、花を散らさぬよう「アンプレーヤブル」を選択する度量が欲しいものです。
 
F環8通りを北へ(高井戸方面)向かい、世田谷通りを超えると、右手は「桜ヶ丘」。その隣の地名が「桜」ですから、まさにここは桜のメッカ。
小田急線千歳船橋から農大前までは桜のアーケード。
G桜アーケードを抜けると、競馬ファンのメッカ、馬事公苑。ソメイヨシノより八重桜が多く、見頃は4月中旬。12日〜19日まで桜祭りを開催。ポニーに試乗できます。
 
H東京農大のキャンパスを抜け、経堂駅に向かう途中に烏山川緑道。多くの小川が暗渠に変わってしまい「メダカの学校」は廃校になりましたが・・・桜が残りました。

経堂駅はもう目の前です。6Km、2時間の桜散歩。ご苦労様でした。
 

おまけです。

能舞台の右手の桜(幹に白いテープが巻かれている)が、東京都の開花日を決める「標準桜」です(かの靖国神社境内)

秀吉の「醍醐の花見」から落語「長屋の花見」の庶民まで、いつの時代も貴賤に関係なく、花見が大好きな日本人ですが・・・・田植え前に共同作業(講)を確認し合う効果もあったんじゃないでしょうか。
 
上ばかり眺めていて首が疲れた方は・・・・足元を見て首の運動をしましょう。そこには・・・

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